最終更新日 2024年10月5日 by nanala
自己啓発に適している読書
読書ということは、特に中高年齢者となってからは、人生プランニングの中の行うべきことの一つとも言える重要なことと言えます。
人生プランニングということについては、ジョンソン&ジョンソン社の元社長である新将命氏が人生の5kということを提唱しています。
会社生活・家庭生活(個人生活)・経済計画・教養向上・そして健康管理の5つでそれぞれの頭文字をとったものとなっているのです。
その5kを豊かにするためにも、4番目の教養向上が必要であり、いわゆる自己啓発などによるところが大きいので、「人間いくつになっても自己啓発を怠ることなかれ」ということになります。
そして最も自己啓発に適しているのが、読書ということになると説いてくれています。
したがって、このことからしても読書を趣味にするということは、人生を豊かにすることになるので、とても良いということに繋がります。
ジャンルは様々なので、なんでもよいというところですが、できることであれば、人生プランニングに役立つようなジャンルであれば、より良いということが言えそうです。
どんな本を読めば良い?
たとえば、年齢が重なるとどうしても物事への執着心が強くなり、既成概念に取りつかれやすくなったりします。
そうなると、経験のない問題にぶつかったりすると挫折しがちになります。
ここから脱出するには、発想の転換とか視野の拡大あるいは逆転といったことが大事になりますが、それには書物によって様々なことを学ぶということが決め手となります。
もちろん、新聞やテレビで世の中で新しく起こっていることやマーケティングの斬新な事例なども紹介しているので、それらに接するということも重要なのですが、そうしたことを自分のものとするには、じっくりと書物で吸収するという方が効果的であることは確かです。
この熟成させるということがポイントなのですが、現代人はなかなかそれができません。
インターネット、SNSなどの普及で手っ取り早く情報が入手でき、そこから問題に対する解決策などもキャッチできるということがあるからです。
考える力とか組み立てる力とか、本当の解決力
反面、これらの便利さが失わせたものとして問題視されているのは、考える力とか組み立てる力とか、本当の解決力ということがあります。
これはかなり難しい要素も含みますが、少なくとも言えることは、じっくりと自分で考えてみることが必要だということです。
ジャンルの話から発展していますが、元に戻すと、人間関係に関するジャンルなども大変参考になるはずです。
忙しいサラリーマン時代には、「効率効果第一主義」「結論が先」「論理的」「スピード第一」というようなキーワードで過ごしてきた弊害がリタイア後に出てきます。
サラリーマン時代の習性で近所づきあいはできませんし、人は動いてくれないというような壁にぶつかることも少なくありません。
時間がかかろうと、回り道であろうと、理屈が通っていなかろうと、そうした状況も踏まえ、対応して行かないことには進まない世界もあるのであり、そうしたことは読書ということからも沢山学べます。
その他にも、多くの先哲先人たちの残してくれた考え方や行動などが沢山のヒントは読書が提供してくれるでしょう。